FF10リマスタークリア感想

周回プレイしてクリアするたび、FF10は本当に名作だなと思う。
続きを読むからはラストまでのネタバレ含みますのでご注意ください。


旅の最終目的地ザナルカンドにやってきて、ユウナレスカから衝撃の事実を知らされたティーダ一行。


この時を待っていたアーロンの台詞が熱い。
言葉で伝えるのは簡単だけど、そうしないでティーダたち自身で真実を知り得て行動させたかったアーロンの気持ちを思うともうね。
ここのユウナレスカ戦前はほんと仲間たちのやり取りが熱くて好き。
何回も見たな、このシーン(ゲームオーバー的な意味でw)
ほんとユウナレスカ戦は初見殺しすぎなんだよ。
いや初見じゃなくても苦戦するくらいやっかいな技をしかけてくるから全滅を余儀なくされ、結果何度もこのシーンを見ることになる。
当時はイベントシーンスキップ機能が切に欲しいと思いました。
そしてここからは最終決戦まで自由時間。


アルテマウェポンとオメガウェポン。
みんなの七曜の武器を集めようかなと思ったけど、チョコボと蝶と雷が面倒&無理ゲーなので集められるキャラだけ集めてオメガ遺跡で経験値上げしてきました。
ここ長いダンジョンなのにセーブポイントが入り口の一箇所しかない。
で、出てくるモンスターもそれなりに強敵。
何回かゲームオーバーになったんだけど、まあだいたいがモルボルのせいだよね。
先手のくさい息がズルすぎる。
混乱してるみんなをただただ眺めることしかできない虚しさといったらもうw
でもって運良く正気に戻って起死回生できたときの喜びは半端ない。
速攻エンカウントなしをつけて、無駄にしないですんだ今までの経験値を大事に抱えて入り口に戻り、セーブをするという繰り返しでしたw


シン突入前。
立場が変わってしまったふたり。
今度はユウナがティーダが消えてしまうかもしれない事実を受け止めなければならない。
ただただ切ない。


シンの哀愁さが伝わるこの場面好き。
そんなせつないシチュエーションなのに、そのシンが建物のいちばん高いところにちょこんと乗っかってるかわいさでちょっと吹くけどw


そして親父登場。
友との再会と十年ぶりの親子の対面。表情を見せないこの演出がにくい。
「おせーぞ、アーロン」から伝わる感謝の気持ち。
「背ばっか伸びてヒョロヒョロじゃねーか」と早々に憎まれ口叩く不器用さ。
だけど「でかくなったな」と会えなかった時間の長さをしみじみと感じる切なさ。
ティーダとジェクトの会話ひとつひとつに涙が止まらない。
そしてジェクト戦で流れるOtherworldがかっこよすぎて燃える。
そういえばすっかりスルーしてたけど、このジェクト戦前にしつこい男シーモア戦がある。
その時の曲「シーモアバトル」もなにげにかっこいいんだ。
ただ、この時点だともうみんな強くなりすぎて長く聴けないのが残念なところ。
今回はおかん(アニマ)でサクッとオーバーキル、今度こそ逝ってもらいました。


プレイヤーが号泣です(T_T)
こんな風に最後の最後までジェクト流の愛情表現で煽られて、ティーダが泣きながら「だいっきらいだ」と。でもそのあとに「あんたの息子でよかった」と言う。
ジェクトは「けっ」なんて憎まれ口叩いてたけど、照れからのそれなのが分かるからまた泣ける。
親父として息子から言われたら最高に嬉しいだろう言葉をティーダ本人の口から聞けたことがジェクトの救い。すれ違いばかりの親子だったけど、最後にこうして言葉を交わすことができて本当によかったと思った。


そして最後の最後、召喚獣戦。
今まで一緒に戦ってきた召喚獣と戦わなければならないユウナの気持ちを思うとここもやっぱり辛い。
またライブラで見られる召喚獣たちの言葉がこれまた泣かせにくる。
この召喚獣戦はユウナにとって一番思い入れのあるヴァルファーレをいつも最後にしてる。
で、そのヴァルファーレ戦はユウナで最後締めたかったんだけど、ちょっと空気読めなかったアーロンさんが「ふんっ!」の一言でオーバーキルしちゃって、思わず「おいっ!w」とツッコんだw


すべての戦いが終わった後。
アーロンが消えていくーーー(> <)
消えないで!とプレイヤーは思うも、当のアーロンはもうすべてやりきったから心残りのない穏やかな声でユウナに異界送りを続けろと言うのがまたさみしい。


ここほんと大好き。
アーロン視点で仲間たちの顔が映ったあと、キマリのところで止まりアーロンがキマリの胸をトンと叩く。
このふたりの言葉に出さなくても分かりあえる信頼関係。
今までアーロンとキマリのやり取りなんてなかったから余計にぐっときました。


最後の最後まで本当にかっこよかったよ、アーロン。


そしてティーダ。
帰らなきゃというティーダに対してユウナがイヤと首を振る。
今までわがままを言ってこなかったユウナが何度も首を振る。泣ける。
そして消えかけていたティーダにユウナがとっさに抱きつこうとしてもすり抜けてしまう。泣ける。
そんなユウナを抱きとめてあげることもできないティーダの気持ちを思うとまた泣ける。
もうせつなすぎて涙しかない。
でも最後にほんの少しだけティーダがユウナを抱きしめることができる。
ちゃんと触れ合えたとわかるアクセサリーのカチャッという音、そして「Endingtheme」の曲。
ほんとここは演出と音楽が素晴らしい。
このあとのティーダとジェクトがハイタッチするのもまたなんともにくい演出。
ジェクトとの再会からここまでティッシュを何枚ぐしゃぐしゃにしたか分からないぐらい泣きました。


そしてエンディング。
ティーダと交わした約束の指笛を何度も吹くユウナがとてもせつない。
ルカで何気なくあった指笛のシーンがこんな重要な意味を持つ伏線だったなんて初回じゃ気づけない。
10は本当によくできたストーリーだと、二周目をやって改めて再確認させられる場面が多い。


ユウナはほんと強い子だ。
この演説も気丈にユウナらしい言葉で話してて…


で、後ろで見守ってる仲間たちを振り返るんだけど、そこにいて欲しい人がいない現実。
このときのユウナの顔がとても寂しそうで泣ける。
そして「いなくなってしまった人たちのこと時々でいいから思い出してください」と言うユウナ。
仲間たち面々のフラッシュバック。
感動ひとしおのめっちゃいい場面なのに、そのフラッシュバックのなかにシーモアとのキスシーンがあったのだけは何度プレイしても解せない^^;
あんなんむしろ忘れたい記憶だろうよとw
まあそれは置いといて、エンドロール。
素敵だねがいい曲。メロディがとにかくきれい。
前作9のエンディング曲のMelodies Of Lifeもやわらかくてやさしくて大好き。
エンディング曲は8のEyes On Meからいい曲続きで、今でも時々聴いています。
ほんとFFの音楽はどのナンバリングもいい曲ばかりだなといつも思う。
この記事を書いてるときには10の曲を聴きながら書いたんだけど、どの場面でかかる曲とかすぐ思い出せて、そのシーンを思い出してはまた涙が溢れる。
ゲームだけじゃなく映画やドラマもそうだけど、音楽の力って本当に偉大だなと思う。


何度も言うけど、10はほんと名作です。
ストーリー、音楽、世界観、そして魅力的なキャラたち。すべてが最高。
泣いた泣いたと安易に言いたくないけど、でも本当に泣けるのだからこれ以外言いようがない。
ティーダとユウナの切ない恋、仲間、友との絆、そして親子愛。
どれをとっても丁寧に作られてる。
そんな素晴らしいゲーム10のダメなところをあげるとするなら、それは10-2や小説(読んでないけどティーダの扱いは知ってる)を出したことだな。
10-2のユウナを見たときの悲しさといったらもう。あんなノリのユウナは見たくなかったよ。
ていうか単純に10-2のユウナの顔がかわいくないんだが。
うちのテレビのアスペクト比がおかしいのかと思ったぐらいユウナがヒラメ顔で、10の清楚な美少女はどこにいったのかと。
そうした諸々なこと含め10-2は原作とは違った意味でいろいろと泣きました。
そうそう顔といえばティーダの顔のモデルがタッキーとか藤原竜也とか言われていたけど、私は藤原竜也だと思ってた派。で、ユウナは奥菜恵だと思ってました。


そしてまた話を戻すけど、どうせ続編を出すなら10-0にしてブラスカ、アーロン、ジェクトの親父旅を見たかったと当時は思っていました。
10でジェクトたちのスフィアで見られる親父たちの旅が楽しそうだったから。
たけど今のスクエニが作ったらきっと親父たちが必要以上に肩を抱き合ってベタベタしたり、ダルそうに試練の間とかやる漢らしさのかけらもないホモ旅になりそう。
だから10は続編をもう出さないでいいし、もちろんリメイクもしないでいい。
ていうか10に限らず過去の名作にはすべて手を出さないで下さいと、7リメイクでスクエニにはほとほと懲りた者がそう言います。
そういえばFFの新作16の制作も発表されたね。
昔のFFっぽい世界観に一瞬期待したけど、まだ現時点ではどうなるかわからない。
まあPS5が普通に購入できる頃には詳細もわかるだろうし、そのときに遊ぶかどうか考えても遅くないかな。

懐古厨と言われるかもしれないけど、昔のFFは本当に面白かった。
私はFFの書籍アルティマニアを読むのがとても好きで、ゲームだけでは知り得なかった設定や資料集、ラフ画やインタビューなどをゲームクリアしたあとに読むのがお決まりでした。
10のインタビュー記事とか読んだとき、当時スタッフさんたちのインタビューから良いものを作ったという自信の現れみたいなのを感じた記憶がある。
これは原作7のインタビューでもそう。
なんていうかスタッフさん自身も楽しんで作っていたんだろうなというのが伝わって、それが作品にも現れていて、だからプレイする側も楽しく遊べたんだろうなと思ってる。
7リメイクのアルティマニアも買って読んだけど、まあなんていうか、こちらがリメイクに求めていたものとスタッフさんが考えるリメイクにものすごい温度差を感じた。
だいたい完結もしてないのにアルティマニアってなんだよって話なわけで。
そしてそんな本を買ってしまった自分にも腹が立つわけでw
あ、これ以上書くとまた7リメイクひとり愚痴大会が始まってしまう。
せっかくの良作10の感想記事に水を差すことになるので、この辺でやめておきます。


10ではFF初のボイスつきとなったけど、このタイミングで主人公の名前変更システムを廃止するべきだったんじゃないかなと当時思った。
ティーダが誰からも名前で呼ばれないのかわいそすぎでしょ。
だからディシディアの二作目デュオデシムで、ユウナが「ティーダ」と呼んだのには感動…いや最初は結構違和感しかなくて慣れって怖いなっていうのを思い出したw
またこのときのユウナがこれまで名前で呼べなかった鬱憤を晴らすかのようにめっちゃティーダの名前連呼するから吹いたのもいい思い出w
声がついたことによって、当時めちゃくちゃ恥ずかしくて見てられなかったのが笑顔の練習のとこ。
でも今はあの場面も一周回って微笑ましいと思いながらみてられる。年をとったからかな。
ここで流れるユウナのテーマが好き。素敵だねのアレンジ曲。
10は「素敵だね」と「ザナルカンドにて」のアレンジ曲が多いけど、どのアレンジも好き。
素敵だねのアレンジ「いつか終わる夢」やザナルカンドにてのアレンジ「萌動」などやわらかくて、そしてどこか切ない旋律が耳に心地いい。
余談ですが、萌動(ほうどう)を(もえどう)と読んでいたことは内緒ですw


いい作品は語りたいことがいっぱいあって困る。
まだいろいろ思ったことを書きたいけど、でも自分の語彙力では書けば書くほど陳腐な感想にしかならなさそうなのでこの辺で終わりに。
でも最後に一言。
二十年近く経った昔のゲームだけど、FF10は自信を持っていいゲームだとオススメできる作品です。